トラジャからの「ぷれぜんと」DVDを見たよ

こんにちは!祝・トラジャ初のコンサートDVDを見ました、いや本当に素晴らしかったです。今回はその「Travis Japan Concert 2019 ~ぷれぜんと~(横浜アリーナ公演)」について私なりの感想を書いていきたいと思います。

 

※ちなみに、ここで感想を書いてるコンサートが収録されているのはジャニーズJr.の東京ドーム公演をおさめたDVD「素顔4」のTravis Japan盤DISC2です。昨年までの予約限定受注生産商品でした。

 

※この記事は感想文なので、詳細なセトリ一覧についてはこちら↓を読んでいただければと思います

yagisawax.hatenablog.com

 

 

OPパートの疾走感

最初の一曲はやはり夢ハリ…と思いきや、ハピグルでした!プレゼントボックスからトラジャが出てくるキュートな演出から、Tonaight~スパノバの疾走感が超カッコいいです。序盤はもうファンがみんなやるでしょ!と思ってた曲をあえてやってくれた感じがします。

明日エルはのえしめパート・松松パートそれぞれの歌詞割りがエモすぎました…ノエルくんって、大人なイメージがあるけど歌声がすっごく青春ソングにあっていて、実はそこがトラジャのフレッシュさを後押ししてくれてるなと思っています。

ここから夢のハリウッドに入る前に、宮近・吉澤での客席煽りがあります。思い返すと、ちゃかは前体制時代のプレゾンや滝翼コンの頃からよく客席煽りを任されていたんですが、閑也はあまりこういうのやるイメージ無かったんですよね。そのイメージは本人たちも感じてたようで、以前トラジャが出演しているABC座を客席から見たちゃか(当時いまを生きるという舞台に出ていたのでえび座には出演していなかったのです)が、しーくんが客席を盛り上げているのを見て、彼の変化に感銘を受けたと話してたことがありました。2人がメンステまでの花道を歩いてる姿でこの一連のエピを思い出し…、勝手に感極まってしまうシーンでした。

 

美しいショータイムパート

初めてもらったオリジナル曲の夢のハリウッド、そしてコンテンポラリーを取り入れた愛のかたまりはトラジャのイメージが一発で伝わる必殺技になったと思います。愛のかたまりは足元のスモークしか演出要素が無く、白シャツと黒いパンツを着て踊っているだけなのにゾッとするほど綺麗で、こういうパフォーマンスを見るとトラジャ全体を見たい!という気持ちがわき、つい自担を追ってしまう眼球と解釈違いで喧嘩したくなります。

その後はSHOCK組の美声が聞けるONE DAY、そしてマーヒー組(SHOCK出演組に対してこの呼び方をしてるみたいです)のジャズ風アレンジのWISHと続きます。ここは夢ハリの余韻を残すために、ショーっぽい曲をあえて続けたのかなと思います。こういう演出を見ると本当にトラジャが大好きだなという気持ちになります……!あと、WISH小道具のステッキ傘がかわいすぎて、ここでしか使わないのが地味にもったいないです。

 

「ぷれぜんと」の本題!7人の個性パート①

Show(川島如恵留プロデュース) WISHを終えたマーヒー組の影からのえ松松がTAMERのイントロとともに上がって来るシルエット、ここ本当にカッコいいです!オタクは椅子が大好きと1万年と2千年前から話は決まっていますが、それだけで終わらず椅子の背の線を獣を閉じ込める檻に見せる演出にビビリました。ほんま何?大天才?

Sweet(七五三掛龍也プロデュース) Super Tasty!ではしめちゃんの自己プロデュースっぷりとキュートな構成を堪能できます。個人的に、カワイイに振り切らずリズム感じる曲を持ってくるのにしめちゃんみを感じました。この後のファンサタイムの入りとしても完璧です。そしてトラジャあるあるなんですが、ファンサタイムの選曲聴いててどうしても「これも踊ってるとこ見たい!」って思っちゃうんですよね。実際現地にいるとファンサタイムは楽しいんですが…贅沢な悩みです。

 

MCタイム~後輩たちと宮近たち~

MCタイムではHiHiと少年忍者のうちのコンサートに来てくれたメンバーがステージに上がったんですが、彼らとトラジャとのやり取りが超ほほえましかったです。そしてこの時絶賛宣伝中だった「少年たち」の予告が始まるんですが、ここで上映された予告はなんと宮近が多めの特別版!通称「宮近たち」です。これね、映画見た方は分かると思うんですが、映画少年たちの宮近ってそんなに出番多くないんですよ!この時に流れた映像がほぼ全部です!笑 でもそれをわざわざ編集してネタにして流してくれるのって本当にスタッフさんからの愛を感じるんですよね。余談ですがあのジャニー喜多川もこの宮近たちを見るためにわざわざ客席に戻ってきたというレポが当時流れていました。

 

「ぷれぜんと」の本題!7人の個性パート②

Cool(吉澤閑也プロデュース) あらためて映像で見て、少年たちの予告からワイルドなパートに繋げるの、考えたな!と思いました。メイキングでメンバーもべた褒めしていましたが、とにかくこのパートは振り付けがめちゃくちゃカッコいいです!鉄骨のようなセットに移動BOXと、今使えるだけの舞台機構を使った演出も死ぬほどテンション上がります。

こっから流れるように始まるSPARK×PICK IT UPのパフォーマンスは曲のミックス(ノエルくん)も振り付けのミックス(しめしず)もトラジャのメンバー内で制作した2019年の力作です!構成が複雑すぎて文章で表すのには限界があるんですが、最後のサビがついに同時に流れ、いちごみるくがSPARK・トリプルカイトがピキラを踊る光景は鳥肌でした。

LOVE(松倉海斗プロデュース) ずっとギターを練習していたまつくが、横アリというステージでこれを披露できたことがまずほんとーに良かったね…!と思います。序盤でやったONE DAYでも思ったんですが、松松のバラードの歌い方って音だけじゃなく言葉のひとつひとつが伝わって来て胸に迫るんですよね。他のメンバーの声との相性も素晴らしくて、松松がいるトラジャは最強です。歌い終わった後に2人だけで少し話す時間があってしんみりしかけますが、後から衣装の上着を持ってやってくるちゃかとげんげんとの謎コントが空気を破壊するので心配はいりません。いつものトラジャです。

Emotion(松田元太プロデュース) このぷれぜんとから披露するようになったトラジャ版のVanilla、先述したABC座でA.B.C-Zが披露したVanillaへのリスペクト演出なんですが、黒×ピンクの映像を背負ってシルエット演出を多用して踊るのが本当にお洒落で、曲もわれらがセクシー末っ子げんげんにぴったりで何から何まで神だと思います!トラジャ版Vanillaはトラジャの単独コンだけでなくたまアリでのJr合同コンサートで披露した時もかなり話題になっていたので、これを映像にしてくれて本当に本当にありがとう!!という気持ちになりました。

 

いちごみるくタイム

Emotionの後にさらにエモを畳みかけてくるいちごみるくタイムが入ります。Maybeは2018サマパラで生まれたいちごみるくの傑作パフォーマンスでしたが、そのままやっても盛り上がりそうなところをあえて演出を付け直した心意気がすごいです。ダンスパフォーマンスがとても映える曲で、個人的にも大好きな曲なので、やってくれてとても嬉しかったです…!

 

「ぷれぜんと」の本題!7人の個性パート③

Enjoy(宮近海斗プロデュース) トリプルカイトVSいちごみるくのダンスバトル演出からの、このコンサート一意外だった(個人の感想です)選曲、KAT-TUNBOUNCE GIRL!!これ、見てる側は超Enjoyなんですが、冷静になるとダンスしながらラップを…?何が起きていた…?という気持ちになりますね。この2チームに別れてのダンスバトル風のパフォーマンス、かつてプレゾンで$10って曲でやってた演出を思い出します。そしてそのプレゾンでのストリートでの喧嘩をダンスバトルで表現するのってウエストサイドストーリーへのオマージュだと思いますので、意外とこのパートってジャニーズの王道を汲んでるんじゃないかと思っています。

Power(中村海人プロデュース) 会場にいた時完全に発狂してたので、DVDで見返すまでうみのプロデューステーマ何だったっけ…?セクシー…?エロ…?オタク殺し…?とか思ってましたがPowerでした。YSSBはTAMERと並んで次のトラジャのコンサートでやるのでは!?と噂されていたジャニーズWEST曲でしたが、もうガッッッツリ演出してくれました!超攻撃的な曲調で多分どうやってもカッコ良くなる一曲なんですが、演出が期待を超えるエロさで現地で悲鳴を上げてたことを思い出します。中村海人はダイナミックな感情をダンスに乗せさせたら天下一です!ここから宮近が大好きなジャニーズWEST曲のOne Chanceに繋がり、ガンガンに高まったところでオリ曲のLock Lockをぶち込むセトリも良きです。Wカイトの波動を感じます。

 

トリプルカイトタイム、そして終盤へ

これ2つ目の宮近プレゼンツタイムじゃねーか!とツッコミたくなるほど「宮近海斗」を感じるのがトリプルカイトのカイト never give up。トリプルカイトが1人ずつ教えてくれる「今まで悔しかったこと」は完全に大喜利で爆笑しました。メイキング見たら延々と大はしゃぎでこれの練習をしてノエルくんに叱られてる3人が映っておりさらに笑いました。トリプルカイト、元気が出るいい文明です。

そしてジャニーズの名曲を披露しつつ、最後はタイトルのぷれぜんとと結びついた「GIFT」で会場は終盤の空気に包まれます。このコンサートのテーマとタイトルを決めた時からGIFTをやるのは決まってたんじゃないかなと思うんですが、これ本当に良い曲なのです。コンサートが終わっていく時間、紙吹雪が降る映像にもにぴったりで……なのですが……、

 

まさかの新曲「VOLCANO」の大爆発

しかしそんな王道の締め方はしない!とばかりに最後にブチ込まれたのがトラジャの新たな必殺曲「VOLCANO」でした。まるでひと幕のショーを見ているような渾身のパフォーマンス、トラジャの表現力を圧倒されるほど感じられる名曲です。これを客席で初めて見たときはあまりにも「今までにないトラジャ」が目の前で繰り広げられたのでペンラも振れず口を押さえて呆然としていました(端から見たらものすごいアホに見えたと思う)。特に宮近海斗の「トラジャのセンター」としての魅力が爆発していて、既に宮近担なのにVOLCANOを見るたびにおい待ってくれよ…宮近海斗に担降りするわ…という気持ちになります。

 

その後はガイズ、宇宙に行ったライオンなど、これまでのコンサートで披露してくれたトラジャらしい名曲をアンコールでやり「ぷれぜんと」は終わっていきました。アンコールでちゃかが「俺らからのプレゼント、絶対離すなよ!」とファンに声を張り上げるシーンがありますが、あえてセクションを分けて、7人それぞれがトラジャで見せたい物を明確にしてくれたのは7人の個性をファンに贈るよ!という意味があったのかなと思います。彼らがくれたプレゼントって、これからのトラジャを追いかけていく上でも何度も思い出して力にできるものになるんじゃないかと。

 

そして今回DVDを見てみて意外だったのが、彼らを見ていて思ってた以上に「1年前のトラジャだな」と懐かしくなったことでした。7人の個性が光ったぷれぜんと、それを踏まえてテーマをプレイリストにしてセトリの繋ぎ方をめいっぱい考えてくれたサマパラ、ダンススキルが飛躍したオースティンのライブへのゲスト出演、屋良くんがトラジャの魅力をさらに引き出してくれた虎者の二幕レビューパート…と、2019年のトラジャはイベントを乗り越えるたびにパフォーマンスを進化させてくれました。だから、ぷれぜんとというコンサートを見て今のトラジャではなく「あの頃のトラジャ」を感じたのは当たり前のことなのかもと思います。

そして、トラジャそのものと彼らをめぐる世界が日々めまぐるしく変わっているからこそ、このキラキラした瞬間を切り取って円盤にしてくれたことがとても嬉しかったです。これからも、コンサートのDVD化を期待しています。それでは、今回はこの辺で!